川口オートのナイターGⅡ「川口記念」は25日、最終日を開催し、9Rに出走した森且行(51=川口)は3着で今シリーズを終えた。

 勝ち切れなかったが、手応えもあった。「スタートが戻ってきた。切れるようになった。これは収穫」と納得の表情を浮かべた。「3月くらいからずっとダメだった。浮いてしまうとか、回転が落ちてしまうとかを心配して、タイミングも遅れていた。でも切れるし、やっとモノになってきた。クラッチのセッティングはこれでいい。浮いたりしないし、安定すると思う」。試行錯誤の末にようやくトンネルの出口が見えてきた。

 あとはエンジンだ。「シリンダーを替えて晴れの1走目だったけど、後半タレてしまった。キャブ調整も結構やってしまった。調整は戻して、もう1回走って確かめる。良くなければシリンダーは戻す。3日目までの後半タレない感じが出てくれれば。あとはレース足」と、再整備を視野に修正を図る。

 次節は31日開幕の川口普通開催。これまで展開をつくれず苦しんだ分を、ここから徐々に取り戻すつもりだ。