川口オートのナイターGⅡ「川口記念」は23日、準々決勝戦が行われた。

 6Rで加賀谷建明(47=川口)がさばいて1着。準決勝戦進出を決めた。2日目の二次予選は足周りが良くなく7着だったが「フロントのフォーク周りの調整をして、だいぶ良くなった」と良化した。

「3日目の感じならタイムも出たし、晴れは心配ない。前節のエンジンとは天と地の差でいいと思う」。今節、乗せ換えたエンジンも納得の仕上がりだ。

 さらに手応えを感じているのはスタート。「練習して切れるようになった。昔から、ヨーイドンの部分(飛び出し)は早くなかった。そこさえしのげれば何とかなっていた。でも、今はみんなスタートが早い。だからずっと、いいところを求めてクラッチのセッティングや切り方を探っていた。それがつかめてきた」。この日も20線3車並びの外からカマシを決め先手を奪い、スムーズな動きを見せた。「もっとうまくいけば。さらにいいところを見つけたい」と精度向上を目指す。

 準決勝戦の4日目(24日)は雨予報。「オールスターの時もそうだったけど、走路的に外のコースが利きづらくなってきた。練習で乗って、どこのコースがいいか探したい」と冷静だ。だが、青山周平も「加賀谷さんは速い」と恐れるほど、自他ともに認める雨巧者。気配もいいだけに楽しみはある。