浜松オートのGI「開場68周年記念ゴールデンレース」は12日の最終日、優勝戦が行われ、鈴木圭一郎(29=浜松)がさばいて制して大会連覇を飾った。この大会は4回目、GⅠは19回目、通算では75回目の優勝。
スタートはカマシ不発の8番手発進も「想定通り」と冷静だった。「試走(3・25秒)も感じは良かった。乗りやすかったし伸びがあった。前がやり合って隙がありそうだった。展開をうまくつかめた」。道中では中村雅人、佐藤励の2車抜きなど強力メンバー相手に圧巻の走りを披露し、7周1コーナーで速攻を決めた小林瑞季を差して先頭を奪った。
「レース内容は良かったし100点。文句なしですね、スタート以外は」と愛機には太鼓判。いつもの鋭い飛び出しが鳴りを潜めたことについては「切り方の問題。また練習する」と修正を図る。
これで5連勝の完全V。再び連勝街道を歩み始めた。次節は16日に開幕する地元戦。マシンの乗り替わりを明言したが「5日間あるし仕上げたい。やることをやっていく。前回も今回も同じようやってきた」と手を動かし、自らの記録である18連勝越えを目指していく。