山陽オートのナイター開催「BACKYARD CUP Season2」が3日、開幕する。
角南一如(46=山陽)は前節の当地ミッドナイトで今年初、通算12回目の優勝を飾った。
「なんか10年以上ぶりだったみたいですね」。Vは2014年2月28日の船橋以来と実に10年7か月ぶりだった。以前、イベントで名前を覚えてもらえうために「ヒモの選手です」と自己紹介した。「ホントにそうなってしまった。今後も変わらないかな」と長く優勝から遠ざかってしまったことに苦笑いする。
それでも前節優勝戦は持ち前のまくり攻撃で最後方から猛追し、藤岡一樹をゴール前で逆転と劇的な勝利だった。「スタートは(丹村)飛竜とぶつかりそうになって引いてしまった。でも飛竜は跳ねて乗れてなかったのはラッキーだった。それに仲口(武志)さんと藤岡がやり合ってたのも良かった。自分が勝つ時の展開ですね」と振り返った。加えて「エンジンは(前々節の)プレミアムカップも試走が出ていたし悪くない」と愛機が変わらず安定しているのは好材料だ。
「またしっかり展開をつくれるように。そこですね」。2節連続Vに向け静かに闘志を燃やしている。