山陽オートの特別GI「共同通信社杯プレミアムカップ」が20日、開幕。湿走路だった7Rで森且行(50=川口)は2着と上々の発進を決めた。

 スタートで2番手につけ先頭を走る桝崎陽介を追う展開をつくったが「最後はタレた」と攻め切れず。後半は丹村飛竜の仕掛けを封じ込め番手をキープした。「試走タイムが出ていてもスタートは行かないと、と思い切りいった。クラッチに傷が入っていたので修正したら浮かなくなったし良かった。最後も3番手になるのが嫌だから突っ張った」と振り返った。

 後続の攻めに抵抗するなど以前よりも粘りは出てきた。「エンジンもしっかり奥まで行けば止まるしいい。ただ奥まで行きにくいのは腰周りのせい。そこだけ。川口GⅠの時も気になったし、そこがしっくりくれば」。エンジンの調整はしなくて良さそう。納得いくマシン制御ができるように腰周りの修正に専念する。

「(昨年)12月のGⅠの時と違い、フワフワしないので乗りやすさはある。前検の練習も接地感があった」と山陽新走路の感触が以前よりいいのは好材料。「晴れも頑張りますよ」。2日目の勝利奪取へ力を込めた。