川口オートのGI「開設72周年記念グランプリレース」は8日、準々決勝戦を行った。
朝降った雪も乾き、斑走路となった5R、内々を回って攻め上げ2着に入った長田稚也(23=飯塚)。「雨タイヤだったけど、結果的に良かったかも。普段、あの走路(斑)は乗れないけど、今回タイヤ選択とかが分からなくて先輩方に相談して…。結果を出さないと、と思った」。気持ちを入れ、苦手走路を走り切った。
エンジンもいい。「セッティングを扱ったら求めていた直線のグッと行くところが少し出た。これを煮詰めていきたい」と調整のメドが立ち気配は上向いている。
先月の当地SG全日本選抜は2、6、8、8、2、8着と不完全燃焼に終わった。「本当に苦しかった。雨が乗れなくて。自分が悪い」と悔しさだけが残った。今回のG1で借りを返したい。「今節、メンバーは厳しいけど優勝戦に進みたい。目いっぱい頑張る」と気合を込め準決勝戦に臨む。