川口オートの「スーパースターフェスタ2025 ~SG第40回スーパースター王座決定戦~ ~スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯~」は27日、開幕した。

 初日10Rで「2025スーパースターガールズ王座決定戦」が行われ、三宅真央(29=山陽)が逃げ切り、7代目女王に輝いた。「女王はまだ早い気がするんですが…」と話すが、意地で取った称号だ。

「スタートは行かないと、と思った」

 気合の飛び出しで主導権を握る。だが、道中は楽な展開ではなかった。前回覇者・高橋絵莉子が内から仕掛けてくるが「内を開けないように」と必死のブロック。最終周4コーナーは外から猛追されて並走状態でのゴールに「2着かと思って喜べなかった」と振り返るが、僅差で振り切った。

 このレースへの思いは誰にも負けなかった。

「去年、ケガで入院していて、ガールズ王座決定戦はベッドで見ていた。すごく出たかったので、今年は繰り上がりで出られたし、去年の分まで頑張ろうと思った。絶対取りたかったのでうれしい」

 今回は岡谷美由紀の欠場で繰り上がり出場。そのチャンスをモノにした。ただ、今節は始まったばかり。「残り4日は、少しでもいい着を目指して頑張りたい。今年2回優出できたけど、優勝がないので頑張りたい」と悲願のVを目指し、2日目以降の好走を誓った。