川口オートのSG「第37回全日本選抜オートレース」は20日、開幕する。
初日の予選3Rに出走の森且行(50=川口)。18日まで行われた浜松開催から中0日で19日のSG前検とハード日程。それでも早くから作業に入っていた。その浜松は4、8、5着の成績に終わった。2日目、最終日と試走は3・30秒を切る3・28秒を計時したが「浜松は食いつくから試走は出る。初日後にシリンダーを替えたけど、グリップを全開にすると、外線を切りそうになる症状は変わらなかった。乗り味は全く変わらない」。整備の成果が出ず感触はいまひとつだった。「2日目を終えシリンダーを戻しバルブを替えた。戻って点検したのでタイヤだけ」と消音マフラーでの変化を見るつもりだ。
前検日の19日が50歳の誕生日。「50歳…。そういうトシになった」としみじみ。「体も変わってきているし、ヒザやヒジと痛いところも出てくる」。大けがも経験し体は以前と違う。40代はSG優勝といいことがあったが、つらいこともあった。50代は「ケガだけはしたくない」と細心の注意を払うつもりだ。まずは50歳の初戦、好発進を決め勢いをつけたい。