飯塚オートのGⅠ「開設69周年記念レース」が20日、幕を開けた。その6Rでは浅倉樹良(26=伊勢崎)が1着スタートを決めた。

 2番手発進から逃げる藤川幸宏を追走。3周1コーナーで藤波直也が仕掛けてくるが、大まくりで2車を粉砕し振り切り1着。当地初となる昼レース、その初戦で好結果を出した。

「藤波さんが見えて大きく行き過ぎたと思ったけど、まくれて良かった。ミッドとか、いつも飯塚はコーナーばかりの感じで目が回る。でも、今回は直線があって目が回らなかった。エンジンがいいからでしょう」。愛機の状態は抜群だ。

 当地前節のミッドナイトで福岡鷹、19日の山陽では森下輝が優勝。「2人とも速い。それにこの間、山口(航太)も優出した。負けてられない」と同期の活躍が刺激となり発奮する。

「初日1着でタイムも(6Rの)メンバー中1番なのはデカい。でも、調子に乗るとオートレースは怖いので。気を抜かずに2日目も頑張る」と冷静さを保ち連勝を狙う。