山陽オートの特別GⅠ「共同通信社杯プレミアムカップ」は21日の3日目、準々決勝戦が行われた。
5Rに登場した篠原睦(48=飯塚)は、鮮やかに速攻を決めて勝利。準決勝戦に駒を進めた。
この1着が通算1200勝目。メモリアル勝利に、ロッカーでは同僚から「おめでとう!」の大喝采を浴びた。篠原自身も「自分だけの記録ではない。一緒にレースしてくれる仲間たち、7車あってのもの。もっともっと1500勝とか目指して積み重ねていきたい。一走一走これからも頑張りたい」と感慨深げだった。
愛機は完調域寸前。「エンジンはいいから現状維持。準々決勝でも番手からさばけた。前のタイヤが少しだけ跳ねる感じがある。それさえなくなれば今より突っ込みやすくなると思う。あとはタイヤだけ」と慎重に足周りを仕上げにかかる。
準決勝では今節初の1番車で登場する。「いよいよ1枠は緊張する。準決は誰が外から飛んでくるか分からない。出たとこ勝負になるけど、何とか内の利を生かして潜り込んでいきたい」と虎視眈々と優出を狙う。