飯塚オートのGⅠ「第68回ダイヤモンドレース」は25日、準決勝戦が行われた。
11R、篠原睦(48=飯塚)はカマシ決まらず6番手発進。だが、素早く内に潜り込んで5周回、逃げる新村嘉之の内をこじ開ける猛攻劇で抜き去り、1着ゴール。優出を決めた。
「ちょっとアドレナリンが出た。危ないレースをした。興奮した」と振り返った。「エンジンがいいから行けたと思う。ただ黒ちゃん(黒川京介)のスタートはしのげなかった。スタートは修正したい。出が甘いので、クラッチ関係は扱う」と万全を期す構え。
この大会、優勝戦進出は2015年の58回以来。「この優勝戦はなかなか乗れない。外来(メンバー)も濃い。でも、地元の記念だし、乗りたいと思った。気持ちでつかんだ」と意地を見せての優出。愛機の状態はいいだけに楽しみはある。
「このエンジンを生かして頑張りたい」。GⅠ初制覇を地元で決めるつもりだ。