山陽オートのGⅡ「第34回若獅子杯争奪戦」は8日、幕を開ける。

 青山周平、鈴木圭一郎が出場の今節、注目したいのは前回覇者の佐藤励(23=川口)だ。前節の当地ナイター戦は準決で4着と不発、優出ならなかったが「タイヤが良くなくグリップ感がなかった」と原因は分かっており、悲観の色はない。

 当地は昨年12月のGⅠ・スピード王決定戦も制すなど相性は抜群。この大会も前回の2022年10月、2級車で戦い自身初V、そしてデビュー最速グレード戦優勝の記録をつくった。今回は1級車で連覇を目指す。「気を引き締めて走る。逃げの前回と走る位置が違う。今回は抜いていく位置。しっかりさばいていければ。時計も(3・)33秒くらいで上がれるようにトルクを出したいのでピストンを交換した」と気合も入り、少しでも現状以上のマシンを求め整備に着手した。

 今節は内容の違う成長した走りでVを決めるつもりだ。