山陽オートのGⅡ「第34回若獅子杯争奪戦」は8日、開幕した。初日10Rで36期の浜野翼(24=飯塚)が逃げ切り1着。今回が初のグレード戦、その初戦でいきなり勝利を挙げた。「ハンデもあるけど良かった」と軽ハンデを生かしての好発進に笑みもこぼれる。

「後半は滑ったけどエンジンは調整して乗りやすい。試走も出ているし、山陽は周回を重ねるごとにペースが上がってくる感じ。エンジンは元々良く、山陽に合っている。前節ここを走れたことも大きい」と仕上がりは上々だ。その前節最終日も1着。上がりタイムは3・377秒と好時計をマークし父の浜野淳から「珍しく褒められた」という。

 ムードはいいが落ち着いている。「グレード戦という気持ちはない。いつも通り1着を目指して頑張る。タイヤが良ければ、さらにペースを上げられると思う」。足周りをしっかりさせ、圧巻の逃げで連勝を狙う。