山陽オートのＧⅡ「第３４回若獅子杯争奪戦」は１０日、３日目が行われ、最終予選５Ｒでは青木隆浩（３３＝山陽）が抜け出し快勝、通算１００勝を達成した。
３周回で逃げる中村颯斗をかわし、上がりは３・３７６秒の好タイム。「上出来。試走は跳ねる感じがあったけどレースは気にならなかった。前のペースが早かったけど何とか早めに抜け出せた」と振り返った。
「風も気にならなかったしエンジンに力がある。１２月のスピード王の少し前にヘッドとかを替えてから、以前に比べコーナーが乗りやすいし余裕がある。エンジンは安定している」と状態はいい。それを証明するように、この日を含めた近１２走、すべて３着以上と連に絡む成績を残す。
そして、この日の勝利で通算１００勝に「うれしい。これからも勝ちを伸ばして２００勝できるように」とさらなる好走を誓う。
近況はグレード戦での好走が光り、レースを終え中山透から「記念で走るなあ」と声をかけられ照れ笑い。この大会も前々回で優出（８着）している。リベンジに向け「何とか優勝戦に乗りたい」と気持ちも入る。まずは準決勝戦で結果を出すつもりだ。
