オートレース第38期選手候補生の入所式が15日、茨城県下妻市の筑波サーキット内にあるオートレース選手養成所で行われた。

 初めに公益財団法人JKA・木戸寛会長が候補生に向け「オートレースは公営競技であり高い倫理観が求められる。公正安全であることが重要。競走車を操る技術を身につけると同時に人間性にも磨きをかけ、お客様から信頼してもらえるアスリートに育ってほしい。そしてお客様のために全力を尽くすのがプロ。その結果が売り上げとなり、社会のお役に立ち賞金となって返ってくる。誇りを持ってお客様の前に送り出せる選手になってほしい」と訓示した。

 選手候補生を代表し竹尾竜星(たけお・りゅうせい=25、佐賀県出身)が「私たちは教訓を肝に銘じ諸規則を遵守し、礼節を重んじ感謝と決意を胸に刻み、日々切磋琢磨し皆さまのご期待に応え立派な選手になることを誓います」と宣誓した。

 第38期選手候補生は21人(うち女子5人、37期訓練中の負傷で休所していた女子候補生1人が復所)。今月1日より9か月の養成訓練に入っており、2025年1月にデビューを予定している。