山陽オートの九州スポーツ杯GI「第59回スピード王決定戦」が20日、開幕する。

 前走の地元SG全日本選抜準優勝で参戦の鈴木宏和(38=浜松)は、今大会も有力候補として注目を集める。全日本選抜優勝戦では持ち前のスタート力をきっちり発揮してトップで1コーナーに進入。青山周平にはかわされたが、道中は仕掛けを試みるほどの動きを見せての2着だった。

 自身としても「優勝戦もエンジンは良かった。何回か負荷をかけてタイヤに負担がかかってしまったけど、スタートも一番に1コーナーに突っ込めたし、見せ場もつくれた。頑張ればSGにもだんだん手が届くのかなという感じ」と収穫を得た。

「エンジンはとりあえずこのまま。山陽は悪いイメージはないけど、久しぶり。跳ねるという声も聞くので真剣にタイヤを選びたい」

 エンジンはいい状態で安定している。前節同様の動きが見られれば今大会も好走は必至だ。