川口オート「スーパースターフェスタ2024 ~SG第39回スーパースター王座決定戦~ ~スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」が27日、開幕した。森且行(50=川口)は見どころ十分の動きで、5Rを快勝。久々の白星で2日目以降に弾みがついた。

 着実な追い上げで約1か月ぶりの白星が挙がった。「滑りとドドドで試走から3、4コーナーが全然曲がれないよ。エンジンもちょっと変」。6周4角での戒告(減点)もあって笑顔とはいかないが、1着は3節前の伊勢崎以来11走ぶりだった。

 レース足はここ最近には見られなかったもので、試走3・29秒の一番時計通り、エンジンに手を入れた効果はあるとみていい。

「タイヤはフロント、リアともに交換。エンジンも(ロッドの他に)ピストンを替えたので、戻すことも考える。それでダメならフレームの締め直し。とりあえずいろいろやってみます」

 本人の口から「良化」を示す言葉は最後まで出なかった。だが「まあ、数字は出たからね…」と話した表情にはやや安堵感も漂っていた。やはり結果が何よりの良薬。ここからの修正、上積み次第では、シリーズ終盤がさらに楽しみになる。