浜松オートのGⅠ「第66回スピード王決定戦」は1日、12Rで優勝戦が行われ、青山周平(39=伊勢崎)が速攻を決め、2013年の第55回以来3回目のVを5連勝のパーフェクトで飾った。これでGⅠは飯塚将光、高橋貢に並ぶ最多タイの28勝、通算110回目の優勝となった。鈴木圭一郎は5着に終わった。
2強対決、試走は鈴木と同じ3・28秒だが動きは雲泥の差だった。攻めあぐねた鈴木に対し、青山は鋭発を決め3番手を奪う。2周回で木村武之、山浦博幸を抜き先頭に立ち、後続を突き放す完勝劇だった。
上がり3・338秒の好時計に「自分じゃないみたい」と驚く。「スタートはうまく切れた。エンジンも良かった。でも(木村)武之さんを抜いた時に迷惑をかけた。喜びより反省の方が大きいかな」と内容にもこだわる。
GⅠは28V、偉大な先輩2人に並び「うれしいけど、自分はそんな人間じゃない。まだまだ未熟。気づいたらこの数字になっただけで、周りの人のおかげ」と謙虚に話す。
次走は9日開幕の川口開催。年末にはスーパースター王座決定戦トライアルを控える。「順調にきているし、調子も体調も崩さないよう頑張りたい」。年末の大一番まで、この勢いで突き進む。