山陽オートのGⅡ「第3回オートレースメモリアル」は13日、開幕した。

 7R、稲原良太郎(44=山陽)はスタートを決め逃げ展開をつくったが、ゴール前、外からまくった渡辺篤に逆転され2着惜敗。「敗因はタイヤ。もう(溝が)低くて滑った。タイヤは当てているけど全部跳ねてしまうので使えず、頼りの1本でいくしかなかった」と振り返った。

 ただエンジンの状態は前節の当地戦から良く「(前節の)前検日にシリンダー周りを見直し、ピストンとリングを替えた。回転が上がってくるようになり、日ごとに良くなった」と7月の飯塚以来となる優出を決めている。

 今節も変わらず動きはいい。「タイヤを差し引いても試走は(3・)36、上がりタイムも(3・)428と出ている。いいタイヤが見つかれば、もっと時計も出そう。エンジンはいい。とにかくタイヤだけ。跳ねないものを見つけたいので、どんどん当てる」と準備を始めた。

 初日はスタートも切れた。跳ねないタイヤが見つかれば車速も上がりそう。2日目、まずは試走の動きに注目だ。