川口オートSG「第56回日本選手権オートレース」は31日、2日目を開催した。森且行(50=川口)の予選2走目は厳しい展開を追い上げて3着。見た目には悪くないように映るが…。

 見せ場十分の3着だ。3Rは1周1角で6番手スタートと厳しい展開の中、一車ずつ堅実にさばいて終盤は前団に迫った。やはりエンジンの素性は悪くない。

「良くないね。キャブ調整が裏目でまったく止まらない。追っていけたのはタイヤだけだよ。それにしてもスタートが切れない。タイミングはいいけど、そこから出ていかないんだよなあ…」。

 序盤に減点を取られかねない動きがあったせいもあり自己採点は辛いが、0Hオープンでの3車抜きはそうそう見られるものではない。決して悲観する内容ではない。

 準決勝戦進出へ勝負となる残りの予選2走を前に、レース後は下周り整備に着手した。「セッティングじゃ追い付かないと思う。下からバラして点検します」。2日間(5、3着)の得点10(平均5点)は現状ではピンチだが、ボーダー付近の計算に神経を使っても仕方がない。流れを変えるようなスカッとする1着が欲しいところだ。