川口オートのSG「第56回日本選手権オートレース」は30日、開幕する。

 SG15冠の永井大介(47=川口)は今年、グレード戦での優勝がない。「こんなもんでしょ。今までが良すぎた」と冷静だ。「最近は何をやってもコーナーで止まってしまい、流れ込まない」と愛機はいまひとつ。前節のナイトレースでは「初日にクランクとケースを、2日目にはシリンダーを交換した」と連日、大仕事。その甲斐もあり準決勝戦で1着。優勝戦(6着)は斑と不安定な走路で正確な判断ができずに終わったが、今回の前検では「変に止まり過ぎる感じはなかった」と上向いている様子。

「最近ずっとパーツを替えたりと仕事はしているし、これがいつか実る可能性があると思う」。今節も前検から精力的に練習を行った。しっかり立て直しなれば、楽しみはある。

 この大会は4Vと実績はあり、2008年から続く年末のスーパースター王座決定戦トライアル出場を決めるためにも、是が非でも優出したいところ。それでも「まずは準決勝戦。そこを目指して頑張る」。気負い過ぎず、目前の1走に集中し結果を出していくつもりだ。