山陽オートのGⅡ「第35回若獅子杯争奪戦」は10日、幕を開けた。予選3Rでは小椋華恋(26=川口)は3周回で先頭を奪う素早い攻めで1着を奪取した。
レースを終え、佐藤励からは「直線の行き方がヤバい」と言われ笑顔。「止まりが悪かったし、乗り味が良くなく力が入るしペースが上げられなかった」と操縦性に課題はあるが「エンジンはピカイチ。すばらしい」と信頼性は文句なしだ。
今節はエンジンをノアからルナに乗り換え、初戦で結果を出した。「今回、冬に向けて(ルナに)1回乗ってみたかった。通常マフラーで音も聞けるので。やっぱりいい。次節はまたノアに乗り戻って、ルナくらいの状態に近づけたい」と話す。
あとは操縦性だけ。「腰周りとエンジンもヘッド周りを少し。いつも通りの乗り味にしたい」。改善されれば愛機のパワーでV争いに食い込んできそうだ。