飯塚オートのナイターGI「第67回ダイヤモンドレース」は25日、準々決勝戦が行われた。
8Rの準々決勝戦Bでは中村雅人(43=川口)が快勝、今節初勝利を挙げ準決勝戦へ駒を進めた。
スタート後1コーナーで7番手につけ、内にコースを取り4コーナーで4番手、2周回で3番手に浮上。3周1~2コーナーで阿部仁志、浜野淳の2車抜きを敢行し先頭に立つ。その後は後続を突き放した。
「マフラーを替えてセッティングもやった。マフラー交換が良かったのか、ずっと重さがあったのが軽くなったし、回転の上がり方は良くなった。だから中から中を走って抜いていけた。でも、もう少し中間から先の伸びが欲しい。大きく走れない感じ」。好内容のレースでも満足はしていない。
準決勝戦で3着に終わった前節の伊勢崎SGオートレースグランプリでは「変な噴き上がり方をするのが気になった」とマシンに変調があった。「消音マフラーになって直るかと思ったけど直らなかった。2日目にピストンを交換しマシになった」と今節、不安要素は解消しつつある。あとは欲しい先の伸びを出すだけ。「そこが難しい」と苦笑いするが、車速もあり実戦足も悪くないだけに、上積みできれば優出もグッと現実味を帯びてくる。まずは準決勝戦の試走の動きに注目だ。