川口オートの優勝戦が7日に行われ、昨年4月の復帰後初優勝を狙った森且行(50=川口)は3着に敗れた。優勝は湿走路を完璧に乗りこなした加賀谷建明(46=川口)で今年2度目、通算27度目。
さすがに相手が悪かった。メンバー中3番目の試走タイムが示す通り、森のエンジンは決して悪くなかった。だが、舞台は湿走路。序盤で抜け出し独走に持ち込んだ雨の鬼・加賀谷を脅かすところまではいかなかった。
「加賀谷が速い。ケタが違った。外が食い付かずところどころ滑っているから中の方がよかったのかな。2着まではいきたかったけど。加賀谷は先があったね」と、屈指の雨巧者の快走に脱帽するしかなかった。
ファン待望の歓喜の復活優勝はまたもお預け。それでも、良走路で見せた準優勝戦までの動きに良化の兆しは見て取れた。「晴れのエンジンはよかった。また次頑張ります」と、今月14日からの次節(川口)を見据えていた。