山陽オートの開場59周年記念GI「第5回令和グランドチャンピオンカップ」14日の最終日11R、4番車で出走した森且行(50=川口)は4着で今節を終えた。
「スタートは1回目、ドンピシャだった。でも、2回目は失敗して…」。吉田祐也のFによる再発走では、8番手と最後方からのレースに。今までなら追走いっぱいのケースが多かったが、この日は違った。まくり攻勢で松尾啓史、吉田祐也、丹村飛竜、桝崎陽介を抜き4番手まで上がる。3番手を走る春本綾斗に僅差の猛追劇だった。「3着まで行きたかったな」と悔しがった。
「今日(最終日)が一番乗れた。ヒザ当てを修正して乗りやすくなった。腰周りは完璧。もういじらなくていい。あとはエンジン。まだ先がないから調整はしないと。でもコーナーが速い感じだったし、抜いていく足は出てきた。それに暖かい走路に向いているかも」。乗り味良化に加え、3日目後にクランクやロッドを替えた整備が奏功し、感触に不満は残るが追い上げられたように実戦足は上向いている。
「まだ仕事量が足りない。試走タイムももう少し出さないと。SGもまた頑張る」。さらなる機力アップへ手を加えるつもりだ。
収穫があった今節を終え、次走は24日に飯塚で開幕するオールスター。気配は上昇しており、大舞台で活躍してくれそうだ。