山陽オートの開場59周年記念GI「第5回令和グランドチャンピオンカップ」は13日の4日目、準決勝戦を行った。
11R、森且行(50=川口)は好スタートを決め3番手発進。2番手まで上がり、優出かと思われた。だが、最終周で内に切り込む丹村飛竜の攻めに抵抗、最終4コーナーの立ち上がりで流れ3着。2016年の飯塚・開設59周年記念レース以来のGI優出はならなかった。
レース後は「くそーっ」と悔しさをあらわにした。「スタートが切れていたから、いいところに行けた。ムーちゃん(武藤博臣)を一発で抜かないと。最後は抜かれまいと抵抗したから流れた」と自戒を込め振り返った。それでも前日までとは違い、勝負できる走りを見せた。「整備して乗りづらかったけど、4日間の中では一番いい。朝7時半に起きてやった甲斐はある。止まりも大丈夫だった」と感触は上向きだ。
「少し先がないかな。セッティングをやって最終日は行きます」と修正へ。再度「くそー、悔しい」とポツリ。最終日はその気持ちをぶつけ1着で締め、次節の飯塚SGオールスターにつなげるつもりだ。