山陽オートの開場59周年記念GI「第5回令和グランドチャンピオンカップ」は12日の3日目、準々決勝戦を行い森且行(50=川口)は12Rで5着に終わった。
スタートを決め1コーナーで3番手につける好展開をつくったが、そこからなかなか進めず。「スタートだけ。前に行けても抜けない。レース後半でエンジンがいっぱいになるし、コーナーで止まらないのは変わらない」と渋い顔。
今節は開催が始まる前に整備し、パーツを替えた。そこから日ごとに手を加え調整したが、思うような仕上がりにならないまま3日間が過ぎた。「シリンダー、ピストンにロッドも替える。クランクは傷が入っていれば交換するかも。ここまで、しのいできた感じ。すごい悪いわけではないけど、勝てない。調整に反応はあるけど限界」と大整備を宣言した。
準決勝戦に進んだが、このままでは勝負にならないと決断を下した。「エンジンが良くなればスタートが切れているし、チャンスはある」。テコ入れが実を結ぶか、まずは試走の動きを確かめたい。