山陽オートの開場59周年記念GI「第5回令和グランドチャンピオンカップ」は12日、準々決勝戦が行われ、5Rでスタート鋭発し逃げ切った金田悠伽(29=浜松)が、準決進出一番乗りを決めた。
通算100勝を挙げた2日目同様に、1コーナー先手を奪う好展開をつくった。「キャブ調整して、2日目より全然いいし乗りやすい。突っ込んでから立ち上がりまでが走りやすい」。走路温度は41度まで上がったが、前日の3・410秒を上回る上がりタイムは3・403秒と好時計をマークした。
「フロントタイヤが低いので、そこが心配。探さないと。でもエンジンはいいので、また天気や気温で調整する」とまずは足周り対策を優先にする。
準々決勝戦をクリアし「メチャクチャうれしい。初日(7着)はダメだったけど、2日目に立て直せたのは大きい。誰も準決に行くとは思わなかったでしょう」と笑顔。
GⅠの準決勝戦進出は今年1月の浜松・スピード王決定戦以来2回目。その時は8着、今回は結果を出したいところ。「落ち着いて頑張ります」と気負わず、初のファイナルを目指す。