川口オートの「川口ダブルヘッダー」は17日、開幕する。今回も有観客のデイレース(12R制)に無観客のナイトレース(8R制)と1日20R実施する「1日2開催」が19日までの3日間の日程で行われる。

 今節はS級不在のシリーズ、前節のGⅠ開設72周年記念グランプリレースで優出、3着に入った佐藤励や実力者・池田政和の地元勢がV争いを演じそう。その中、外来勢で注目したいのは金山周平(45=伊勢崎)だ。近況は2節前の飯塚ミッドナイト、前節の伊勢崎普通開催と連続Vを飾り絶好調だ。「前節の地元はスタートで(渋沢)憲司に行かれて終わったと思った。でもタイヤも車も良く落ち着いて走れた」と道中さばいて巻き返した。

「デキ過ぎでちょっと怖いくらい」というように前走までの直近13走は1着6回、2着6回、3着1回とすべて車券に絡む成績を残す。「今のエンジンは年明けのGⅠシルクカップから乗っているけどGⅠの後、ロッドを交換してから成績が急上昇した」と整備が当たり好結果を生んている。

 当地は昨年7月以来と久々だが状態は良く楽しみはある。「エンジンはそんなに悪くならないと思う。消音マフラーに替わるけど、飯塚も良かったし消音は嫌いじゃない。ただ、ここからが大事。1走集中で頑張る」と気を引き締め、初戦に臨む。