川口オートのGⅠ「開設72周年記念グランプリレース」は9日、準決勝戦を行った。

 小林瑞季(33=川口)は10R、3番手でゴールしたが2番手で入った中村雅人が反妨。繰り上がり2着となり、優出を決めた。

「去年は3日目の準々決勝戦が中止になって、ランクで32番目になって準決に進出した。やっぱり相性がいい」。今回も〝追い風〟が吹き、3大会連続の優出を決めた。

 エンジンもいい。試走は圧巻の3・24秒。「ヘッドを替えたりして自己ベストの試走が出た。車はいうことがない。とにかく全体的に良くて、直線がかなり力強い」と好手応えだ。

 ただ、課題もある。「スタートは浮かせて失敗した。練習する。あとは人間が強い気持ちで集中するだけ」とキッパリ。

 前々回の70周年記念覇者。前回は優勝戦7着に「リベンジという気持ちはない。前回の負けもいい経験になった。今の自分を明日(優勝戦)、超えるようになりたい」と日々成長することを誓う。自身も愛機も充実、2回目のV奪取なるか注目だ。