飯塚オートのSG「第57回日本選手権オートレース」は29日、幕を開けた。

 森且行(51=川口)は2R、1コーナー4番手からまくり攻勢で浮上、2周3コーナーで逃げる鈴木宏和を差す速攻劇を披露。その鈴木の猛追を振り切り好発進を決めた。

 SGの初日1着は優勝した2020年のこの大会以来。「ビックリしたよ。うれしい~」と表情も緩む。「立ち上がりですごい跳ねたから、早めに抜かないとと思った。序盤でまくって前に行けたのは大きかった」と振り返り、足周りの不安を吐露した。それでも試走は3・30秒とメンバー中トップ。「跳ねてなければもっと(タイムは)出るよ」とエンジンに自信を持つ。

「スタートは練習で浮いたから浮かないよう用心した。しっかり切れれば」と修正するつもりだ。

 2日目は6番車。「3、4、5、6のあたりがいい」と狙い通り。スタート攻勢を決め連勝を狙う。