川口オートのナイターGI「第49回キューポラ杯」は18日、二次予選の2日目が行われた。

 7Rで小林瑞季(34=川口)が追い上げて1着。初日6着から巻き返した。スタート後、まくり攻勢でバック6番手に上がったが、外を周り山田達也に差され、一時は7番手に後退したが、そこから見事な逆襲劇だった。

「達也さんはうまいので、交わされてヤバいと思った。でも、車が良かったので先頭まで行けた。立ち上がりの力があっていいのかな。重さがあるけど進んでくれる。内容のあるレースで、すごく自信になった」と実戦向きの仕上がりに納得顔だ。

 近況は3節連続優出中。「前節の飯塚だけ別の競走車だったけど、この車も安定している。実績あるクランクと、新品ヘッドを入れたのが大きいかな。予選漏れした(川口の)ナイトレースで整備して、次の節優出して、前々節優勝できた」。黙々とやった整備が実っている。

 この大会は2021年の45回で準優勝だったが「最後の1周で(鈴木)圭一郎に抜かれた」と今でも覚えているくらい、悔しさもある。今回こそ、そのリベンジ=Vへ。愛機は良く、3日目以降も楽しみはある。