浜松オートのGⅡ「第2回浜松記念曳馬野賞」は23日の最終日、12Rで優勝戦を行い、高橋貢(53=伊勢崎)が大会初制覇。GⅡは28回目、通算では216回目の優勝となった。
雨で始まった最終日だったが、優勝戦の試走時はやんでおり発売中には日も差した。「(調整は)雨の状態にしたのに思ったより早く(走路が)乾いて驚いた」とレースは斑走路に。さらにスタートも「枠なりに行きたかったけど…」というが鈴木宏和、佐藤摩弥に先手を取られ5番手発進となった。
だがバックですぐさま内に潜り込み3コーナーで3番手を奪取、前を追う。5周回に先頭を争う浅田真吾、鈴木宏和の2車抜きを敢行。立ち上がりで流れ鈴木には差し返されるが、6周回に鈴木を再度さばき先頭を奪い、振り切った。
「序盤、内に入り込めたのは良かった。それに負けられない位置(3番車)。久々に気持ちで行った。先頭でゴールすることだけを考えた」
内めの枠ならVはノルマと意地を見せ勝ち取った。
GⅡは2021年6月の伊勢崎・稲妻賞以来3年ぶり、優勝も昨年5月23日以来。「外(枠)でも勝てるように。Sも磨きます」と〝常勝〟へ精進を誓った。