浜松オートのGII「第3回浜松記念曳馬野賞」は26日、二次予選の2日目が行われた。
5Rではベテラン・篠崎実(76=川口)が抜け出し快勝。76歳121日での1着は、グレードレース最年長勝利記録となった。これまでは鈴木章夫の76歳60日(2022年10月21日、GI浜松スピード王決定戦)で、61日更新した。「章夫さんのほうがもっと勝ってたと思ったけど。うれしいね、勝てると思ってなかった」と喜びをあらわにした。
「(鈴木)圭一郎と相談して調整したけど、試走は良くないと思った。でも本番は悪くなかった。余裕はなかったけど、気持ちで前を抜いてやろうと思った。甘くはないからね」と気迫を前面に押し出し、年下の選手をさばいた。
これで準々決勝戦に進出。「厳しいけど、タイヤをしっかり用意する。ヤル気倍増だよ」と勝利で気分も上がり、3日目(27日)に向けて手を動かす。
当地は昨年5月、GI開場68周年記念ゴールデンレースでGI最年長優出を決めた。相性のいい走路で、まずは準決勝戦進出を目指す。