川口オートのナイターSG「第44回オールスター・オートレース」は25日、予選2日目が行われた。
西翔子(31=浜松)は3Rで1着と初日4着から巻き返した。スタートで岡松忠に先行されて3番手発進となったが、2周回にまくって抜き返し、3周回に逃げる森下輝を差して先頭に立つ。その後は森下の猛追をしのいでゴールした。
これがSG初勝利。「実感ないですね。デキ過ぎです」と控えめだが表情は明るい。「レース前半はタイヤのかかりが良く、その間に岡松さんをクリアできた。でも、後半は滑ってきて、後ろに森下がきたし、コースも小さくなってペースが上がらなかった」。
タイヤに不安を抱え苦しいレースを強いられながらも、上がりタイムは3・395秒と好時計。「エンジンは合ってくれた感じ。先がいい。いつも伸び止まるのに、それがない」。足周りが万全になれば、もっとタイムも出そうだ。
あとはスタート。2日目は飛び出せなかった。「こういう大会はスタートが命。自分は腕がないので課題はそこ。初日の方が良かったし、2日目はタイミングが気になってしまい、その不安が出た。練習する」と修正を図る。
SGは2回目。初出場だった昨年のこの大会は、予選敗退に終わった。この日の勝利で勢いをつけ、準決勝戦進出を目指し突っ走る。