川口オートのナイトレースは最終日の3日、8Rで優勝戦が行われた。森且行(51=川口)は3着に終わり、2023年4月の復帰後初Vはならなかった。なお、優勝は永井大介は飾った。
「遅れてしまった」。スタート後、スピードに乗れず1コーナー7番手に後退したのが響いた。対して人気を争った永井、平田雅崇は先に攻める。だが、諦めることなく展開を悪くしながらも猛追。最終周に3番手に上がり平田に迫るが、そこで終了した。
「スタートが切れなかった」と悔やんだ。「タイヤもいいのが見つけられなくて滑ったし、エンジンもキャブの中身の部品を替えたら、先があるけど手前がなかった」。スタートだけでなく、マシンもうまく仕上がらなかった。それでも平田に迫る逆襲劇を見せただけに、マシンのポテンシャルはありそうだ。
次走は10日開幕の伊勢崎・SG第29回オートレースグランプリ。「伊勢崎はマフラーが替わるし、今日(優勝戦)のことは考えない。しっかり合わせ直す」とリセットして大舞台に臨む。