川口オートのGI「開設73周年記念グランプリレース」は7日、準々決勝戦が行われた。

 5Rの永井大介(48=川口)はスタートを決め5番手を奪うと、内を攻め上がり2周回で3番手、4周回で2番手に浮上。5周1コーナーで逃げる間中大輔を捉えると後続を突き放し、1着で準決勝戦進出を決めた。

「風もあったし日が照ったせいかすごい滑った」と好走の裏で走路との折り合いに苦労していた。それでも「初乗りのタイヤで1着が取れたしハズレじゃない。エンジンも流れ込みというか、突っ込んでからも開けられる。それがいい」と好感触を伝えた。

 前節の当地ナイトレースで下周りの整備を施し優出3着。今節もここまで2、1、1着と安定した着取りだ。「整備していいね。ヘッドも替えてあるし、安定感が出てきた」と手応えを感じている。

 当大会は近況3連続優出中。前々回の71回では優勝も飾った。4大会連続でのファイナルへ「行きたいね」と機もいいだけに欲も出てきた。「あとはスタート。3日目は切れた」と、準決勝戦も鋭発からの速攻でファイナル進出を狙う。