川口オートのGI「開設73周年記念グランプリレース」は5日、開幕した。

 森且行(51=川口)の初日は2着。スタートは黒川京介より早いタイミングで飛び出したが「4番(花田一輝)が気になって、外に持ち出そうとしても黒ちゃんがいた。仕方がなかった」と悔しさをにじませた。黒川が好位から早めに抜け出したのと対照的に、序盤の展開不利が響いた。

「セッティングはやったけど、突っ込みで滑ったし合ってないかも」。調整がズレていたものの試走はメンバー中一番時計の3・57秒と愛機のポテンシャルは十分。「3週間休んでいるのに2着取れたし、上出来。いい体慣らしにもなった」と表情は明るい。

 レース後「また練習に行くよ。晴れ用のタイヤをつくる」とすぐさま精力的に動き、2日目の準備に取りかかった。早い段階で今節初勝利が欲しい。