山陽オートの九州スポーツ杯GI「第59回スピード王決定戦」は21日の2日目、最後の予選が争われた。角南一如(47=山陽)はその7Rで持ち味を存分に発揮する走りで勝利を収めた。
最高ハンは角南を含めて3人。スタートで後手に回り最後方からのレースとなったが、慌てず騒がず。マイペースのまくり攻勢に打って出ると、6番手で迎えた4周回から大まくりを敢行。5周2コーナーにかけて前団を一気にのみ込んだ。
「展開があるとはいえ、スタート遅れたところからさばいていけたのが良かった。車が悪かったら行けないと思いますからね」と笑顔。最後方から周回ごとに番手を上げ、追い上げていくオートレースの醍醐味を圧巻の走りで体現した。