山陽オートの九州スポーツ杯GI「第59回スピード王決定戦」は21日の2日目、最後の予選が争われた。地元の女子レーサー・松尾彩(36=山陽)は、2日間の予選を負けなしの連勝でクリアと好ムードだ。
2日目1Rはスタートこそインコースの鈴木静二に先行されたが、同ハン対決を制して3周回に2番手を確保すると、4周3コーナーで逃げる鈴木健吾をインからとらえて連勝ゴールを決めた。
「スタートは遅れたけど、回りだしてからは初日より滑らなかったので乗りやすかった。エンジンは練習でセットを試したけど、初日のまま。またエンジンは試すけど、タイヤも他のものを考えて、スタートも頑張ります」と準々決勝戦に向けてギアを一段上げる。
整備のかいあって、前節の浜松から良くなったエンジンが今大会もしっかり後押し。2日間の予選を無傷で勝ち上がりとリズムも良好だ。
「初日に地元で勝ったのは私だけ。もっと山陽を盛り上げたいですね」と目を輝かせている。