浜松オートのSG「第38回全日本選抜オートレース」は9日、5R以降で最終予選が争われた。

 佐藤励(24=川口)は、5Rで3日目に続く1着ゴールを決め、準決勝戦に駒を進めた。0メートルオープン3番車からスタートで2番手につけると、1周3コーナーで先頭を行く伊藤信夫を攻略した。

 そんな快勝劇とは対照的に、3日目からの連勝にも笑顔はなし。「スタートはちょっと失敗。練習の方が良かった。飛び出しがまだ良くない。もうちょいですね」。

 大会序盤からスタートと乗り手に納得いかない状態が続く。「走路温度を考えると、タイムも十分。タイヤも良かった。シリンダー周りを点検してリング交換」と整備プランも決まっているエンジンは問題ない。

 あとはスタートと乗り手。「できると思うから、もう少しスタートを良くしたい。集中して思い切って行く!」と、準決勝戦は納得のスタート、レースで優出を目指す。