山陽オートの「キリンビバックスSummerFIREシリーズ10」は3日、準決勝戦が行われた。
10Rで2着に入り優出を決めた鈴木宏和(37=浜松)。スタートで5番手発進から着実に前を追い、6周回で2番手に上がり、逃げる田中崇太に接近してゴール。1着とはならなかったが、走路温度55度の熱走路での追い足は上々だ。
2日目は跳ねがひどく、この日はフレームのパーツを交換して臨んだ。「跳ねはマシになった。朝練は感じが良かった。レースに向けてセッティングを扱ったら、回転が上がり過ぎて朝より跳ねがきてしまった。でもあそこまで追っていけるし、エンジンは悪くない。朝の感じに持ってこれれば余裕は出てくるので調整する」と修正は必要だが、足周りの不安が軽減し、表情は明るい。
これで前々節の伊勢崎ナイター(3着)、前節の伊勢崎アフター5ナイター(3着)に続き3節連続優出となった。「いいですね。伊勢崎でも感じが良かった」と好ムード。次節は再び伊勢崎の戻り、SGオートレースグランプリ(10日開幕)に出場する。ここで優勝し、勢いをつけて乗り込みたいところだ。