山陽オートの小林啓二杯GⅡ「第5回山陽王座チャレンジカップ」は25日、予選の2日目が行われた。

 走路温度が53度と熱走路になった5Rで快走を披露したのは山本将之(33=山陽)。最重ハンデ6番車の山本はスタートで10メートル前の梅内幹雄を抜き、内々を攻め4コーナーで3番手まで浮上。2周回に2番手、3周1コーナーで逃げる池田康範を差して先頭を奪う素早い攻めで1着をもぎ取った。

「熱い走路なので大きく走るとタイヤが良くても(滑って)ダメと思ったので小さめのコースを行こうと思ってました。エンジンはいいですね。初日に高回転域での変な振動があったので、電気の部品を交換したら直った。それだけでなく上積みがあって手前からのスムーズさが出てきた」

 熱走路対策の走りを後押しする機力アップに成功した。

 迎える3日目は準々決勝戦。GⅡはまだ優出がなく、この大会は前回、前々回と準々決勝戦で敗退している。今回は「エンジンが仕上がっている」と自信を持っており、楽しみがある。

「あとはタイヤだけ。大分使っているので別のを探さないと。2日目の朝に乗ったものが跳ねてしまったので、また探す」と足周りの課題を解消し、準決勝戦進出を狙う。