山陽オートの小林啓二杯GⅡ「第5回山陽王座チャレンジカップ」は24日、幕を開けた。
斑走路の初日6Rを制したのは浦田信輔(50=飯塚)。スタートで7番手発進から攻め上げ、4周回に逃げる穴見和正をまくって先頭に立ち、後続を引き離す完勝劇。的確なさばきと車速を見せつける好内容だった。
「エンジンは悪くない。ただ試走から止まらない感じがあって、立ち上がりが決まらなかった。欲の部分だけど。でも、そこは何とかしたい。エンジンをかけながら調整する」と修正を図る。
2月伊勢崎での落車で負傷、5月27日に復帰し約2か月がたった。
「腰周りは大丈夫だけど、ハンドル周りが何か違う。もう少し立ち上がりやすくしたいけど、自分ではどうしていいか分からなかった。だから(荒尾)聡に見てもらっている。ハンドル部分のことを言われて調整して乗れるようになってきた」
操作性に苦しんでいたが、後輩のアドバイスが実り、前節の川口GⅠキューポラ杯では最終日1着。結果に表れ良化している。「もう少しのところまできている。最終日に『もっとこうしたら』と助言をもらってやったけど、違和感があった。そこは直そうかな」と完璧を目指し手を動かす。
「連勝できたらいいな」と飯塚の実力者は控えめだが、動きはよく2日目も期待大だ。