3日、川口オートの普通開催は最終日を迎え12Rで優勝戦が行われ、森且行(50=川口)は2着に終わり、2023年4月の復帰後初Vはまたもお預けとなった。なお加賀谷建明が28回目の優勝を飾った。

 0線1車、40線に7車の優勝戦。その40線最内が森。枠なりに出れば前を追うだけ。「40線7車なんて選手になって初めてだから8回も練習した」と猛特訓の成果もあってスタートを決め2番手発進。絶好の展開をつくったが、3周回に加賀谷建明に抜かれ3番手に後退する。6周回に伊東玲衣を抜き2番手に上がったが、そこまでだった。

 ロッカーに戻り「勝てない、くそー」とポツリ。「スタートはたっちゃん(山田達也)に少し迷惑かけたけど、この位置で勝てないか…何かしないとダメかな。タイヤは良かったけど、加賀谷もいいタイヤをはいていたと思う。抜かれた後、同じコースを走ったら向こうは滑ってないのに自分は滑った」と悔しさをあらわにした。

 次走は11日開幕の当地GⅠ・第48回キューポラ杯。今節はエンジンに不安があったようだが、優出2着とあって、めどは立った様子で「エンジンは少しやれば大丈夫そう。手前が良くなるシリンダーがあるから、(次節の)道中で入れるかも。記念の優勝戦には乗りたいね」。さらなるパワーアップを図り、GⅠファイナル進出し今節の雪辱を期す。