ナイター開催の伊勢崎オートGⅡ「稲妻賞」は9日の最終日、12Rで優勝戦を行い、荒尾聡(42=飯塚)が速攻を決め大会連覇を達成した。GⅡは11回目、通算では74回目の優勝。人気を背負った青山周平は4着だった。
「切れは良かった」と持ち味のスタート力を発揮した。10線の先手を奪い、青山を制して3番手発進。2周3コーナーで青山の切り込みを封じつつ、前を走る押田和也、石貝武之の2車を一気に抜き先頭に。その後は青山、中村雅人、早川清太郎の猛攻をしのいだ。
「ビジョンを見てしまうと余計、あのような走りになりペースが上げられず、迷惑をかけた」と押さえる走りに反省の弁も。ただ「エンジンはすごく良くなった。準決よりも良く、試走の感じは久々に手応えがあった」と仕上がりに納得していた。「序盤であの位置(先頭)を取れたことも大きかった」。青山より先に攻め展開をつくったことも勝因の1つに挙げた。
次走は16日開幕の地元・飯塚戦。連覇を決めての凱旋だ。「次も大事に、凡走しないように頑張る」と好走を約束した。