川口オートのナイターGⅡ「川口記念」は24日の3日目、準々決勝戦が行われ、5Rに登場した岩田行雄(67=伊勢崎)は2着で準決勝戦進出を決めた。
この日が誕生日。スタートで2番手につけ、2周回で先頭に立つ速攻を見せて1着奪取を予感させたが、5周回に山田達也に抜かれ、バースデー勝利はならなかった。「いやー、厳しいよ。勝負の世界は厳しい。そう簡単に勝たせてくれないよ」と苦笑いで振り返った。
「少し止まりが良くなればいいのかな。少しちゅちょしているところがあるから、追いつかれてしまう。ただエンジン自体は悪くない。スタートして伸びていく。良くないと伸びてかないからね。リングを替えて微妙な調整をしていく」と修正を図る。
試走は3・34秒と5Rメンバーの中ではトップタイムとスピードの衰えはない。ロッカーでも1人黙々とマシンに手を加える姿が印象的だ。
「いい時と悪い時は必ずあるからね。大概、悪い時の方が多いけど。悪いと『どうしてだろう』って悩んじゃう。知恵の輪をやるみたいに『どうやろうか』と考え込む。でも(整備、調整して)エンジンが良くなれば、おのずと結果は出る。良くなって相手を抜いた時は、心の中でガッツポーズが出るもんだよ」
準決勝戦はガッツポーズが出る走りで、1日遅れのバースデー勝利と優出を目指す。