川口オートのナイターGI「第49回キューポラ杯」は19日、準々決勝戦をメインに3日目が行われた。
5R、鈴木宏和(38=浜松)は好スタートを決め、20線先手から内、外自在に前線を突破。逃げる斎藤撤二にわずか及ばなかったが、2着で準決勝戦に進んだ。
「お金をかけた甲斐があった」と苦笑い。「フレームを交換した。それにピストンも気になっていたので替えた。跳ねがだいぶ軽減した」と気になっていた足周りの不安が良化し、操作性がアップした。
「調べたら、前回落車(2023年4月)して以来、フレームは替えてなかった。曲がっていたのは分かっていたけど、SG(2月、全日本選抜)で準優勝したし、なかなか替えられなかった」。
実績があっただけに悩んでいたが、今回は思い切って新品に交換を決断した。「2日目の夜で試走が3・39秒。それが昼間で3・37秒になった。良くなった」と表情も緩む。
この大会は前々回の2023年(47回)では優出2着と好走。「その時のセッティングにした。あとは新しいタイヤを当てて、それが良ければ」。ムードは上昇で期待も高まる。準決勝戦も持ち前のロケットスタートを決め優出を目指す。