川口オートのナイターSG「第44回オールスター・オートレース」は24日、6日間決戦の幕を開ける。

 地元の実力者・中村雅人(44=川口)は、今大会が負傷欠場からの復帰2戦目となる。

 今年2月の浜松SG全日本選抜3日目に落車(他落)のアクシデントに見舞われ参加解除。以後負傷欠場を余儀なくされたが、今月18~20日の地元普通開催で戦列に復帰した。

 影響が心配されたが、初日の予選を1着でクリアすると準決勝戦も2着と、欠場明けの不安を払拭するとともにいきなり優出する離れ業を演じた。優勝戦は3着とブランクを感じさせない走りに安堵したファンも少なくなかった。

「前節復帰したけど、久々だったのに優出できたからエンジンは普通に動いていたと思う。腰周りもまだ合っていないけど、日ごとには良化していた。あとは人間的に乗る方の感覚的なものが戻りきっていない。追いついていない。これは乗り込んでいくしかない。腰周りを引き続き扱って、前回の延長でセッティングを扱っていく」。

 調整の余地は残すが、大舞台になくてはならない〝千両役者〟のレースから今大会も目が離せない。