浜松オートGⅡ「ウィナーズカップ」が22日、開幕する。勝ち上がりは29期以前(マスターズ)と30期以降(ライジング)に分かれる世代別対抗戦。ライジングでは地元のホープ吉林直都(26=浜松)に注目してほしい。
今月から1級車デビューを果たしたスター候補が、さっそく存在感をアピールしている。2節前(浜松)に1級車2節目にして初優勝を飾ると、ハンデが重化した前節でも2勝。上がりも3・40を軽々と切る好タイムを連発した。
「跳ねがずっと直らない。操縦性が悪くて大きく走れないんです。そこが解消して乗りやすさが出れば、もっと上があると思うんですけど」
1級車に乗り替わって初のグレードレース参戦。これまで2級車で参加していた時とは、もちろんモチベーションが違う。
「今まではただ参加していただけという感じだけど、ここからはしっかり手を動かして取りにいくぐらいのつもり。もちろん、これが最後ではないので、気持ちを入れ過ぎないようにというところではあります」
2節前の優勝戦で2着の鈴木圭一郎も「単純に前が速い」と評価したように、スピードは上位陣相手でも遜色ない。今シリーズの台風の目になるかもしれない。